初回相談で聞くべき項目は次の5つ。質問を書き出してから臨むと、比較がしやすくなる。
- 報酬体系: 月次顧問・スポット・決算のみなど形態は事務所により異なる。初期費用や追加料金が発生する条件も確認する。契約後に「これは別料金」と言われないために、最初に業務の範囲を明確にしておく。金額だけでなく、何が含まれるかが重要だ。
- 担当体制: 所長直轄か担当者制かを確認する。担当者が変わるときの引継ぎ体制も聞いておくと、長く安心して任せられる。相談窓口が固定されているかも合わせて確認したい。
- 相談手段: オンライン完結の可否と、2〜3月の申告繁忙期に問い合わせがどれだけ早く返るかを確かめる。繁忙期ほど返答の速さが経営に直結する。メールや電話、チャットの可否も確認しておくと安心だ。
- 専門分野: フリーランス・小規模法人など自分の形態に実績があるかを確認する。自分の業種の申告に慣れた事務所なら、相談内容も具体的になる。開業間もない時期の相談実績が多い事務所は選択肢に入る。
- 相性: 初回相談での説明が分かりやすいか、質問に丁寧に答えてくれるかを基準にする。長く続ける契約だからこそ、違和感を残さず決めたい。
契約前に書面で確認する3条件
見積書、業務範囲、解約条件の3点は口頭でなく書面でもらう。月次顧問に含まれる業務と追加料金の線引きが曖昧だと、繁忙期や決算時に想定外の請求が生まれやすい。見積もりが曖昧な場合、契約後の追加請求のリスクが高まる。解約時の通知期間や手続きも契約前に確認しておく。書面があれば複数事務所の比較も後からできる。書面での見積もりは担当者との認識のズレを防ぐ役割も果たす。
複数事務所へ相談してから決める
無料相談を2〜3件受けて比較するのが現実的な選定手順。同じ「顧問契約」でも、含まれる業務や対応範囲は事務所ごとに異なる。初回相談では、事業形態と申告の状況を簡潔に伝え、上の5項目を順に質問すると比較しやすい。焦って即決せず、候補を絞ってから自分に合う事務所を選ぶのが失敗を避ける近道だ。なお料金は事務所・地域・業務範囲により変わるため、本記事は特定の金額を示さない。特定事務所の推薦やランキングでもない。税制・制度は改正されるため、最終的な契約判断は税理士などの専門家への個別相談と、最新の公式情報の確認を心がける。